7月29日に農林水産省でGAPのシンポジウムが開催されました。
会場は数百名の参加者でにぎわっており、GAPへの関心の高さが感じられました。
しかしながら、日本のGAP政策は迷走していることが浮き彫りになったのではないかと思います。
最初の全農の幹部の人の講演は、「日本国内は低いレベルのGAP、海外向けは高度のGAP」というお話で、ダブルスタンダードを堂々と公言していました。
会場からその点について質問が出ましたが、答えは「とんちんかん」なもので非常に残念でした。
また、世界のGAPの動きは、国際的な農産物の流通という点から収斂化を進めてきています。
ところが、別の講演者からは、「我が社は我が社のGAPをすすめている」と胸を張ってお話しされていました。
どのような目的で講演者を決めたのか、謎は深まるばかり!
このシンポジウムは農林水産省と全農の主催です。
このような謎めいた動きに惑わされることなく、グローバルGAPに取り組む皆さんは自信をもって進んでください。