天下りあっせん、接待・汚職、決裁文書偽造、障害者数のねつ造(データ偽造)などこのところ不祥事続きの霞が関。
「何をやっているんだ」、「けしからん」というだけで済むものではありません。
このような状況が「自分のビジネスにどのように影響するのか?」を考えなければいけません。
まず、「このような不祥事が一つの省庁ではなく、多くの省庁で起こっていることをどうとらえるのか?」です。
霞ヶ関の幹部の人たちからは、官僚の実力の低下を心配する声が出てきます。
さらに、国全体を考えたうえで自らの担当分野を考えるという当たり前のことができない、そもそも現場が理解できていないなどといった言葉も聞かれます。
つまり、このような霞ヶ関の状態を踏まえたうえで対応をしていかないと、ビジネスに大きな支障が生じるということになります。
霞が関の若い担当者と事業関係の話をした時も、重箱の隅の隅をつつく話はでるのですが、そもそも日本全体としてどうするかという話しなどは一切出ません。
出ないというよりも考えていないという方が正しいでしょう。
そのような状況下で、上から目線での指導が行われるのです。
どこまで対応するかは、自分自身が良く考えないととんでもない状態に陥ることになります。
中には国全体を考え、現場もよく知っている官僚もいますが、それは極く一部だということを頭の中に入れて、慎重に行動してください。