国産濃厚飼料として子実用トウモロコシへの期待が高まっています。全体の自給率アップのためにも子実用トウモロコシの生産拡大は望ましい方向でしょう。しかし、ここで問題なのは
この話の根底に、非GMトウモロコシを求める一部の消費者などの要望があるということです。世界的にも作付けされているGMトウモロコシを活用すれば、生産コストは抑えられ農家の所得向上につながっていきます。しかし、この重要なポイントが全く語られていないのです。生産コストが低減されるGMトウモロコシを、輸入はするが生産はしないというのはおかしな話です。このまま食糧自給率が右肩下がりとなれば、国防の脅威はミサイルではなく兵糧攻めになるかもしれませんね。